開館20周年記念特別展 こわ~い おばけ浮世絵

2025年07月05日(土) ~2025年08月24日(日)

開館20周年記念特別展 こわ~いおばけ浮世絵 A4チラシ
開館20周年記念特別展 こわ~いおばけ浮世絵

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四世鶴屋南北の幽霊芝居や曲亭馬琴の冒険魔界小説、怪談話「百物語」など、幕末期に巻き起こったおばけブームの影響は、町人文化を代表する浮世絵にも影響を及ぼしました。現世を恨んで現れる幽霊。災いをもたらす怨霊。人をたぶらかす猫や狸、狐などの獣たち。おばけ絵は江戸時代の人々の娯楽であり、遊びの世界でもあったことでしょう。
本展では、江戸の人々が生み出した魅力的なおばけたちの姿を、「百物語」「幽霊」「妖怪」「妖術使い」「おばけ退治」の5つのテーマに沿ってご紹介します。
さらに、長崎だけの限定企画として、当館が所蔵する「河童」や「もののけ」に関する資料も展示します。
この夏はれきぶんで奇々怪々なおばけの世界をお楽しみください。

主な展示作品

上段左から 歌川芳藤「五拾三次之内 猫の怪」/葛飾北斎「百物語 小幡小平次」/落合芳幾「百物語 四ツ谷」/歌川国貞(三代豊国)「見立三十六歌撰之内 累の亡魂」/月岡芳年「美勇水滸伝・児雷也」
下段左から 歌川国貞(三代豊国)「小幡古平次の霊」/歌川国芳「相馬の古内裏・滝夜叉姫と大骸骨」

長崎限定企画

芥川龍之介ら長崎にゆかりのある文人たちと関わりの深い河童。当館所蔵の「かっぱ」や「もののけ」達にちなんだ資料を紹介します。

れきぶんのかっぱづくし

芥川龍之介「河童図屏風」

昭和2年(1927)7月24日は芥川龍之介の命日であり、最晩年の作品『河童』に因んで「河童忌」と呼ばれています。芥川は南蛮紅毛に関する資料収集のため、菊池寛と共に大正8年(1919)に初めて長崎を訪れ、大正11年(1922)にもふたたび来崎しています。のちに芥川の弟子となり、長崎の郷土史家として大成する渡辺庫輔や、実業家であり文化人でもある永見徳太郎らと深い交友を結びました。芥川が永見から紹介されたお若さん(後の料亭「菊本」の女将・杉本わか)のために描いたのが「河童図屏風」です。

れきぶんのもののけ

左から 白磁鉄彩人魚漏斗置/勝野范古「蝦蟇仙人図」(部分)/釉骸骨形根付/染付天狗形壁掛 いずれも当館蔵


関連イベント

夏のおばけ釣り

おばけ釣りイメージ


ダンボールの釣りざおで、おばけを釣りあげよう!
期 間 2025年7月5日(土)~8月24日(日)
時 間 8:30~19:00
会 場 2階エントランス
参加費 無料
対 象 どなたでも
※事前申込不要・随時受付

プラバンで妖怪ストラップづくり

プラバン(工作用のプラスチック板)におばけや妖怪を描いてストラップを作ります。
日 時 2025年7月24日(木)13:30~16:00
会 場 1階エントランス
参加費 300円 ※材料がなくなり次第終了
対 象 どなたでも
※事前申込不要・随時受付

光るおばけちょうちんづくり

日 時 2025年8月17日(日)13:30~16:00
会 場 1階エントランス
参加費 200円 ※材料がなくなり次第終了
対 象 どなたでも
※事前申込不要・随時受付

展覧会名
開館20周年記念特別展 こわ~い おばけ浮世絵
会場
3階企画展示室
会期
2025年07月05日(土) ~2025年08月24日(日)
休館日
7月7日(月)、22日(火)、8月4日(月)、18日(月)
開館時間
9:00~18:00(最終入館17:30)
料金
大人1,000円(前売800円)
※高校生以下、長崎れきぶん友の会、キャンパスメンバーズは無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、 特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証保持者とその介護者1名は前売料金
主催
長崎歴史文化博物館
共催
KTNテレビ長崎
後援
長崎県、長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、長崎新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、共同通信社長崎支局、NHK長崎放送局、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎、長崎商工会議所、長崎県タクシー協会、長崎県観光連盟、長崎国際観光コンベンション協会
企画協力
株式会社アートワン

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