バチカンの名宝とキリシタン文化
- 展覧会名
- バチカンの名宝とキリシタン文化
- 会期
- 2008年11月1日(土)~2009年1月12日(月・祝)
- 場所
- 3階企画展示室
- 概説
- 天文19年(1550)のザビエルの平戸来航、南蛮貿易時代の「小ローマ長崎」と呼ばれた繁栄、寛永14年(1637)の島原・天草の乱、禁教と潜伏を経て幕末・明治の信徒発見とキリスト教復活、といったキリスト教の歴史が深く刻まれた長崎で、平成20年11月24日、江戸時代初期に殉教した188人の日本人カトリック信者らを列福する式典がローマ教皇庁により日本で初めて長崎で行われます。この列福式にあわせ、キリスト教に関する史料・美術作品を通じてキリシタン文化と長崎との関係をたどる展覧会を開催します。
この展覧会には、バチカンの名宝を守るバチカン美術館から、日本初公開となるフラ・アンジェリコの『聖母子像』ほか26点が、ローマのジェズ教会から『元和8年、長崎大殉教図』が、イエズス会文書館から大村純忠の『イエズス会への長崎・茂木の寄進状』が特別出品されます。また東京国立博物館蔵『踏み絵』や『マリア観音』、京都大学総合博物館蔵『マリア十五玄義図』、長興寺蔵『織田信長像』など国内の名品も数多く長崎に集まります。