くんち三七三年展 長崎の伝統と誇り

展覧会名
くんち三七三年展 長崎の伝統と誇り
会期
2007年9月29日(土)~2007年10月21日(日)
場所
3階企画展示室
主催者
長崎歴史文化博物館
概説
長崎を代表する祭りのひとつがくんちです。くんちが始まったのは今から373年前の寛永11年(1634)のことです。くんちは諏訪神社の神事として始まりましたが、国際貿易都市・長崎が繁栄していくと、多くの見物人が参加するようになり、美しく華やかになっていきました。このように発展していったくんちは、現在でも町の伝統と誇りのもとに継承されています。
『くんち三七三年展』では、くんちの様子を描いた屏風や絵巻、くんちを美しく彩った傘鉾や奉納踊衣装などを一同に展示し、くんちに対する人々の願いと美意識、長崎刺繍など高度に発展した伝統工芸の技などを紹介していきます。江戸時代から現代までくんちは屏風や絵巻に描かれてきましたが、本展では美しく華やかに発展するくんちの様子を絵画を通して紹介していきます。またくんちを彩る傘鉾の垂や奉納踊りの衣装には、海外から輸入された緋羅紗などが使われ、その豪華にして優美、異国情緒あふれる姿は多くの観衆の目を引きました。
本展ではくんちを美しく彩る傘鉾や奉納踊衣装を展示し、シーボルトや中国人商人などをも魅了したくんちの姿を紹介していきます。また映像コーナーではくんちに関するビデオを上映していくとともに、講演会をおこなうなど、くんちの理解をより深めるイベントを多数実施します。

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