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特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」

現代の日本で最も人気のある歴史上の人物のひとり、坂本龍馬。なぜ彼の人気は衰えないのでしょう。 龍馬没後150年を迎えようとする今、幕末史の主役のひとりであった坂本龍馬の33年の生涯を振り返り、その理由に迫ります。
今回の特別展覧会では、主に残された龍馬の手紙に焦点をあてつつ、近年新たに発見・解明された書状や剣術免状など龍馬関係資料を広く集めてご覧いただきます。
現代の日本人はなぜ坂本龍馬が好きなのか、それを考えることはすなわち「日本人論」でもあるのです。

【イベント情報はこちら】

展示内容
龍馬の手紙
現代において坂本龍馬がこれほど人気がある最大の理由は、彼が書き残した手紙の内容がとても面白いからに他なりません。 本展では、多くの直筆の手紙を展示し、その内容をわかりやすく展示します。ユーモアあふれる手紙を読めば、龍馬の思考の柔軟さや家族への愛情などを直接感じることができるでしょう。

龍馬自筆の手紙まさかの大発見
平成26年にテレビ番組取材中に偶然発見された新出の龍馬の直筆書簡。慶応3年10月末から11月はじめにかけて龍馬は越前福井へ向かい、新政府の財政担当者とするために福井藩の三岡八郎(のちの由利公正)に会いに行った様子を記したものです。その経緯を土佐藩重役の後藤象二郎へ復命した書状の草案とされます。21世紀にはあり得ないと思われたまさかの大発見でした。

 

龍馬の手紙
 

龍馬の刀
近年新たに、札幌の坂本家資料から刀を含む様々な龍馬遺品の伝世経緯が判っていきました。北辰一刀流関係も目録が複数あったことや、刀についての情報が明らかになったことが特筆されます。このような最新の研究成果もご覧いただきます。
龍馬の刀
 

刀 銘山城國西陳住埋忠明寿作 坂本龍馬佩用、刀銘吉行 坂本龍馬佩用、重要文化財《書画貼交屏風(血染屏風)》京都国立博物館蔵
 

昭和6年(1931)に北海道在住の坂本家子孫、坂本弥太郎氏から博物館に寄贈された刀は茎に「吉行」の銘があります。直刀に近い形状や直刃風の刃文は陸奥守吉行の作風とは異なっていて、刀の伝来に疑問を呈する向きもありました。しかし昨年、坂本家資料の中から遺品を博物館に寄贈した経緯を記した書類が発見され、坂本家では龍馬の刀として伝えられてきたことが判明しました。さらに一昨年に京都国立博物館に導入された最新の調査機器によって直刃風の刃文の下にうっすらと「拳形丁子」の刃文の後が確認され、長間が手紙で「京都でこの刀(吉行)を見せたところ皆粟田口忠綱くらいだと目利きしました」という文章とも符号ずることになりました。様々な検証の結果、この刀は龍馬が所持し、近江屋で暗殺された際に敵刃を受けた刀である蓋然性が高くなりました。

龍馬が生まれ活躍した時代
龍馬が生まれ活躍した幕末は、海外との新たな交流や国内の争いなどが起こり、大きく変化した時代でした。龍馬は時代の変化や京都、長崎で出会った多くの人々に影響を受けながら、時代を駆け抜けていったのです。長崎会場では、長崎にちなんだ資料も含め展示します。
月琴 小曽根家伝来(個人蔵)
 

肥前長崎丸山郭中之風景(部分)歌川貞秀画 長崎歴史文化博物館蔵
 

鳥瞰図風に長崎の沿岸と丸山遊郭の一部を描いた錦絵作品。貞秀が実際に長崎を訪れて描き、坂の多い長崎の地形や丸山遊郭の賑わいぶりなどの特色をよくとらえています。

梨堂公絵巻(部分)泉嶺筆 梨木神社蔵
 

三条実美(梨堂公)の業績を絵巻に表したもの。文久三年(1863)八月の政変の際に、長州藩兵が妙法院の外側に集結し緊迫している場面を描いています。

展示替えスケジュール

※重要文化財である貴重な資料を次のスケジュールで展示します

2016年12月17日(土)〜12月28日(水)
 
 

坂本家先祖書並系図(文書集二)
小栗流和兵法事目録

2016年12月30日(金)〜2017年1月11日(水)
 
 

三徳 坂本龍馬使用
梅椿図(血染掛軸)

2017年1月13日(金)〜1月25日(水)
 
 

坂本龍馬桂小五郎遺墨(文書集一)

2017年1月27日(金)〜2月5日(日)
 
 

龍馬乃遺墨雄魂生名録並海援隊日史秘記(文書集三)
書画貼交屏風(血染屏風)

※この他にも展示替えを行う場合がありますので予めご了承ください

   

 

 

 

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関連講演会・イベント情報
講演会イメージ  

オープニング記念講演会「龍馬の手紙の魅力を語る」


日 時: 2016年12月17日(土)10:30〜12:00

会 場: 1階ホール

講 師: 宮川禎一氏(京都国立博物館 上席研究員)

定 員: 140名

受講料: 無料

※事前申込み不要

 

 

刀ワークショップ  

龍馬ワークショップ「刀のしくみを知ろう!」


企画展で展示されている「刀 銘吉行」を鑑賞後、模造刀を使った刀の分解や刀から派生した言葉などを紹介します。


※このイベントは定員に達しました。たくさんのお申込みありがとうございました。


日 時: 2016年12月24日(土)11:00〜12:00

会 場: 3階企画展示室、町屋(2階常設展示室内)

対 象: 小学生以上

参加費: 「没後150年坂本龍馬」観覧料が必要

定 員: 20名

講 師: 一瀬勇士(当館研究員)

※ハガキかFAXで要事前申込み・先着順


 

 

講演会イメージ

 

 

長崎学講座スタンダード「幕末長崎の貿易と坂本龍馬」


日 時: 2016年12月25日(日)14:00〜15:30

会 場: 1階ホール

受講料: 無料

定 員: 140名

講 師: 岡本健一郎(当館主任研究員)

※事前申込み不要・先着順

 

 

クイズラリーイメージ

 

 

お正月限定!龍馬クイズラリー


期 間: 2017年1月1日(日)〜1月9日(月祝)

会 場: 3階企画展示室、2階常設展示室

対 象: 小学生以上

参加費: 「没後150年坂本龍馬」観覧料が必要

※事前申込み不要


 

 

月琴イメージ

 

 

月琴演奏「お龍が奏でた月琴」


日 時: 2017年1月7日(土)(1)11:30〜 (2)14:00〜

会 場: 1階エントランス

演 奏: 清楽の調べ

※観覧無料

 

 

月琴イメージ

 

 

朗読音楽会 「月琴で綴る龍馬の手紙」


龍馬の手紙とお龍の回想録に見られる月琴の描写に注目し、朗読と月琴演奏のコラボレーションで紹介します。

日 時: 2017年1月13日(金)14:00〜14:30

会 場: 1階ホール

演 奏: 永田斉子氏(月琴演奏家)

朗 読: NIB長崎国際テレビアナウンサー

※観覧無料

 

 

講演会イメージ

 

 

刀剣講座「研ぎ師からみた日本刀へのまなざし」


日 時: 2017年1月21日(土)14:00〜15:30

会 場: 1階ホール

定 員: 140名

講 師: 今川泰靖氏(日本刀研ぎ師、佐賀県立博物館嘱託職員

      公益財団法人日本美術刀剣保存協会員)

受講料: 無料

※事前申込み不要・先着順

 

 

町歩きイメージ

 

 

親子で町歩き「龍馬ゆかりの地をめぐる」


日 時: 2017年1月22日(日)9:00〜12:00

会 場: 長崎歴史文化博物館(集合場所&スタート)

      →聖福寺→八幡町→伊良林→風頭公園(主なコース)

対 象: 小学4年生以上

定 員: 親子10組

参加費: お1人様500円+「没後150年坂本龍馬」観覧料

※ハガキかFAXで要事前申込み・先着順

 

 

   

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アクセスマップ

会  場 長崎歴史文化博物館 (〒850-0007 長崎市立山1−1−1) 3階企画展示室
会  期 2016年12月17日(土)〜2017年2月5日(日)

開館時間 10:00〜18:00 (最終入館17:30)
※博物館自体の開館時間は8:30〜18:00
 
休館日   2016年12月29日(木)、2017年1月12日(木)、26日(木)
料  金 大人1,200円(1,000円) 中高生700円(500円) 小学生以下無料
*( )内は前売・及び15名以上の団体、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳持参者料金 *長崎れきぶん友の会会員は無料
お問合せ 電話 095-818-8366

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