長崎くんちは1634年(寛永11)、二人の傾城が能を奉納したことを始まりとします。1705年(宝永2)、お下りを中心とする神事の原型が整えられました。2016年の踊町は上町、油屋町、元船町、今籠町、鍛冶屋町、筑後町の6ヵ町です。華やかな傘鉾は町のシンボルとして、また町の守護霊が宿る神聖な飾りとして行列の初めに置かれます。お下り・お上りの際には、傘鉾も人々と神輿のお供をします。町の統併合によって、かつて姿を見せていた傘鉾は歴史資料の中に見られます。
江戸時代には、くんちの行列の中に大薩摩や踊りのための舞台等、現在見ることのない演し物や装置が並んでいました。今年、奉行所では江戸時代の長崎くんちがよくわかる「崎陽諏訪明神祭祀図」(大阪府立中之島図書館収蔵)の原寸大模型を展示いたします。くんちの歴史はもちろんのこと、行列に注目した展示もみどころです。
【概要・イベント情報はこちら】
|
|
◎長崎学講座スタンダード
|
|
テーマ: 長崎の絵師・石崎融思が“書い”た長崎くんち
日 時: 2016年9月25日(日)14:00〜15:30
場 所: 1階ホール
定 員: 140名
講 師: 白木菜保子(当館研究員)
※聴講無料・事前申込み不要(先着順)
|
|
◎町屋展示「くんち」
|
|
復元された江戸時代の町屋では、長崎くんちのしつらえと歳時料理を展示しています。
日 時: 2016年9月20日(火)〜10月16日(日)8:30〜19:00
場 所: 2階歴史文化展示ゾーン 町屋
観覧料: 大人600円 小中高校生300円(常設展観覧料込み)
|
|
◎はくぶつかんのおはなし会「くんち」
|
|
くんちのお話を聞いた後、オリジナルのてぬぐいをつくります。
日 時: 2016年10月1日(土)10:30〜11:30
場 所: 2階立山亭
定 員: 20名(対象:幼児〜小学校低学年)
参加費: 無料
※電話で要事前申込み
|
|
◎食文化体験「くんち料理」
|
|
長崎くんちのときに食べられていた長崎伝統のくんち料理をいただきます。
日 時: 2016年10月5日(水)13:30〜15:00
場 所: 2階立山亭
定 員: 20名
参加費: 2,000円(常設展観覧料込み)
講 師: 脇山壽子氏(郷土料理研究家)
※電話で要事前申込み
|
|
◎長崎刺繍体験
|
|
長崎くんちとともに発展してきた長崎刺繍を体験しませんか。
開催日: 2016年9月2日(金)、9日(金)、16日(金)、21日(水)、22日(木祝)、23日(金)、30日(金)、10月7日(金)、8日(土)、9日(日)、14日(金)
時 間: 10:30〜、14:00〜
場 所: 2階立山亭
参加費: 1,000円
対 象: 小学3年生以上
指 導: 長崎刺繍再発見塾
※電話で要事前申込み
※10月7日〜9日まで長崎刺繍再発見塾の塾生が製作した桶屋町の傘鉾の垂「十二支刺繍」を展示します。
|
|
◎今年のくんち 写真展
|
|
博物館職員が撮影した今年のくんちの見どころを写真で紹介。
日 時: 2016年10月12日(水)〜30日(日) 8:30〜19:00
場 所: 2階ロビー
※観覧無料
|
|
|