江戸時代から明治時代前期の日本製のガラス−和ガラスはポルトガル語でガラスを意味する「びいどろ」と総称されています。中国の製法を起源としたびいどろは、17世紀後期の長崎で製作がはじまったと考えられています。 |
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中国の製法を起源としたびいどろは、17世紀後期の長崎で製作がはじまったと考えられています。びいどろの製造工程や道具について説明した『長崎伝硝子製』や職人図等の文献により当時のガラス製造の様子を探り、さらに現代行われている長崎ガラスの復元についてご紹介します |
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吹き竿の先に溶けたガラス生地を巻き取り管に息を入れてふくらませる「宙吹き」は、鶴首の徳利などボリュームのある器形を生み出します。ガラスが固まらない内は思いのままに形を変化させ、のびやかな作例も見られます。宙吹きによってつくられた優美なかたちは、和ガラスの特質をよく表しています。 |
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江戸後期から明治前期の和製硝子は、往復研磨の手作業でカットされていました。鉛ガラスに手彫りで飾られた和製硝子は、カットのV字部分が広がり、角が丸くなって全体の印象がやさしくなります。グラインダーを使うカットが導入された明治9年頃から「硝子」という字はびいどろではなく、ガラスと読まれるようになりました。 |
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「プレス(型押し)」、溶けたガラスを引っ張って棒や管をつくる「引きもの」、「ビーズ細工」、板を磨き平滑にする「平磨り」、彫刻を施す「丸彫り」などさまざまな技法の作例を紹介します。ガラス素材が、日本人の生活の中にとけ込んで、涼感を演出し、ときに宝物のように扱われていた様子を見ることができます。
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《講演会》
講師 岡 泰正氏 日時 2013年4月6日(土)14:00〜15:30 会場 1階ホール ※入場無料
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《講演会》
講師 植松有希(当館研究員) 日時 2013年5月12日(土)14:00〜15:30 会場 1階ホール ※入場無料 |
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《ワークショップ》 ゆらゆらゆれるモビールをつくろう
日時 2013年4月13日(土)、5月3日(金)14:00〜16:00 会場 1階エントランス 参加費 300円(参加随時) 対象 小学生以上
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《ワークショップ》 きらきらひかるアクセサリーをつくろう
日時 2013年4月29日(月)、5月4日(土) 14:00〜15:00 会場 1階エントランス 参加費 100円(参加随時) 対象 小学生以上
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《体験ツアー》 (※要事前申込) ステンドグラス体験と企画展見学ツアー
日時 2013年4月14日(日) (1) 10:00〜 (2) 13:30〜 集合場所 3階企画展示室入口 参加費 大人1,100円 高校生以下400円 対象 小学4年生以上 |